2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

パラレルワールド

「本書は、物理学の本である。」こう書いてある本に敵意すら覚える人もいるのではないだろうか。難解で読んだところでちっともわからないし、ましてや面白いなどと到底感じられないといったところである。この本は、そのような人たちのために書かれたような…

空の中

未知の生物と対面、ではどう行動する?という話の流れです。序盤では、全く異なる2つの場面でそれぞれ物語が進行していくのですが、「どこで繋がるんだろう?」というドキドキが楽しかったです。 ひとつの事件を子供目線と大人目線の両方で捉えていて、どち…

自助論

私はサミュエル・スマイルズの『自助論』を読みました。 とはいっても原著の英語版ではなく、中村正直の『西国立志編』を現代語訳したものです。 大学に入ってから努力をすることが減ってきたなと感じていたため、この本を手に取ったのですが、書名通り努力…

暗号解読(上)(下)

暗号。誰もがその秘密めいた言葉にワクワクすることだろう。それならばその暗号を解読するという行為は、秘密を暴くというこの上ない興奮を覚えるに違いない。この「暗号解読」という本は暗号を作る側と解く側とを対比させて、その暗号が作られ、そして解か…