秘密
バスの事故により、主人公の娘の体に、その事故で死んだ妻の人格が乗り移ってしまったという若干SFっぼい設定で物語は始まる。
始めのうちは、主人公と娘(妻)との奇妙で「秘密」な共同生活がなかなか面白く、コメディーみたいに軽快に話は進んでいく。しかし、娘の体が成長するにつれてこれからどう生活していくかで主人公と娘(妻)とですれ違いや葛藤が起きていく。
最後は一体どうなるのか? お互いが出した決断は? 最後の数ページで衝撃的などんでん返しがまっている。一言で言うと深い愛がそこにはある。タイトルでもある本当の「秘密」が明らかになるとき、あなたは何を思うだろうか?
(紹介者:フクイ)
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/05/10
- メディア: 文庫
- 購入: 31人 クリック: 220回
- この商品を含むブログ (399件) を見る