『太陽の塔』

その男、大学5年生。私ほどの人間が大学から学ぶことなどない。かつて「恋人」の仲であった水尾さんが私ほどの男を拒絶したのは何らかの理由があってのことなのだから、私は崇高な意志のもとに彼女を研究している。断じてストーカーなどではない。極度の妄想を武器に日々を過ごしている主人公の姿は、現代の大学生の屈折した心境を体現していると言っても過言ではない!?失恋した人、これから失恋する予定の人、すなわちすべての大学生はぜひ読んでみて!
(紹介者:オクダ)

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

新入生の本棚に並べたい本レビュー第三弾は森見登美彦のデビュー作!
すべての大学生におススメです☆