そして二人だけになったby神谷

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

 内容は、橋を支える巨大なコンクリート建造物(アンカレイジと言うそうです)の内部に作られた閉鎖空間「バルブ」に集まった6人が次々と殺されていき、最後に盲目の天才科学者とそのアシスタントが取り残され…

 私の力では、こう説明するしかありません。残された二人は何とかその閉鎖空間から脱出し、そこで起こった出来事が徐々に明らかになるのですが、展開があまりにも意外、というより全く予測不可能なものでついついページをめくる手が止まりませんでした。何が起きたのか分かったような、分からなかったような…結局、犯行の具体的な動機は最後まで分からずじまいでしたけど。これってこの手の作品では重要じゃないですかね?

 そう言えば、確か先輩の学読班員にも森博嗣ファンが何人かいたような。森博嗣の著作も毎年必ずといってよいほど紹介されていました。今更ですけど、他の作品も何だか読んでみたくなりました。誰か紹介してくださいな。