ぼくらはみんな、ここにいるby神谷

[rakuten:book:12080196:detail]

 またまた神谷です。夏休みに読んだ本をもう一度読み返してみました。

 内容は、ある中学校の吹奏楽部が小さな島に合宿に行き、そこで不思議な出来事に遭遇してしまうというものです。彼らの運命は、そして元の日常を取り戻すことが出来るのか…?
 どんな出来事に遭遇するかは、一度読んでみて下さい。前回班会のときにうっかり言ってしまいましたけど…

 ありきたりな表現ですが、感動しました。身の回りで起こった出来事に、最初は戸惑い、嘆いていた少年少女が少しづつ運命を受け入れ成長していく姿は、言うまでも無く素晴らしいものです。自然の猛威、悲しい別れ、新たな出会い、旅立ち、そして再会。繰り返される400年の輪廻の物語は、神々の仕組んだいたずらなのかもしれませんが、その運命の荒波を乗り越えていく人々の逞しさを改めて感じることが出来ます。題名の、「ぼくらはみんな、ここにいる」この言葉の意味は、全てを読み終えたときに分かるでしょう…

 ちなみに、吹奏楽部だけあって演奏する場面が随所に見られます。そちらの方面に興味がある人にもオススメです。私は全く知識が無いので、曲のタイトルを聞いても全然分かりませんでしたが…分かっていたら、感動もまたひとしおなのかもしれませんね。