ディアスポラ by Kou

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

 しりとりではありませんが……
 SFをあまり読んだことが無かったので読んでみようと思い、ハードSFの中でも有名らしい『ディアスポラ』を読みました(ハードSFというのは、物理学や数学の議論とかが出てくる本格SFのことです)。
 以前入手した文芸サークル冊子の中で、この本について「作中の経過時間と移動距離に関しては世界の全文学中最大ではなかろうか」という感じの記述があり、ほんとかなと思って読んでみたら、納得。これには恒河沙那由他もgoogolplexもかなうまい。また、人類がソフトウェア化されているという世界なので、人間に寿命が無いために時間の感覚がおかしいし、他にもいろいろ常識が通じなくて面白いです。
 ただし、難しい素粒子論の話が延々と続くので、物理学専攻の自分でもしんどかったです。これを楽しめるSF人口って凄すぎ。巻末の解説には「分からないところは読み飛ばせ」と書いてあるけど、そうすると読むところがなくなるんだよね(笑)。

 しりとり不成立、0.5ptゲット?(1位だけじゃつまらん、3〜5位くらいまで枠作らない?プレゼント代負担してもいいすよ)