クビキリサイクル

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

か○やッス。お久しぶり。ほんじゃ、早速感想でも…

 ライトノベルって聞いてたんで、勝手に簡単な小説だと思い込んでたのがいけなかった。だって、開いてみると二段だし、何だか厚いし。こりゃ読むのに一苦労…

と思ったのも始めだけ。気がついたら電車を乗り過ごしそうになる自分の姿が!

 独特の文体(と言うより語り?)も然る事ながら、事件のトリックが実に素晴らしい。まるで月曜日にやっている某探偵アニメを見ているようだった。こんなの読者に解けるはずがねぇ!と、いつものように叫びたくなってしまった。あ、探偵ものって大体そういうものか…

 事件解決後の解説(犯行動機もろもろ)もまた、こちらの想像の左斜め45度上を行くものだった。こちらの浅読みをあざ笑うかのような、予測不可能な展開。こんな感想を書いている某にも、これ以上説明の仕様がない。

言いたいことはただ一つ、兎に角読んでみてくれ!感じ方は人それぞれかもしれないが、予測不能な展開に、退屈しないことだけは保証出来る!