オーデュボンの祈りby神谷
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/11/28
- メディア: 文庫
- 購入: 21人 クリック: 154回
- この商品を含むブログ (832件) を見る
どうも、神谷です。昨日の3時間耐久読書にて読んだ本の感想を書かせていただきます。
内容は、コンビに強盗に失敗した主人公が警察から逃げ、気がつくと江戸時代以来外界との交流を閉ざしていた島に到着し、そこで不思議な出来事に次々と遭遇すると言うものです。その島に数百年間佇んでいる、言葉を話し未来を見通すカカシ。ある日、そのカカシが殺され?ます。犯人を追っていく過程で明らかになっていく島民たちの謎、そして、長年謎に包まれているこの「島」に欠けているものとは?様々な人物の視点が交錯する中で淡々と進んでいく物語に、思わず引き込まれてしまいました。
私にとって印象に残った人物は、主人公を追っている警察官の城山です(彼は島の住人ではありません)。まさに悪そのもの、一片の同情も誘わないほどの悪役ぶりに、かえって爽やかさが感じられます。彼は一体どのような運命を辿るのか?それは読んでからのお楽しみということで…