戦国武将学入門 byか○や
- 作者: 道満三郎
- 出版社/メーカー: 同朋舎
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
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またまたか○やです。
続けて『戦国武将学入門』の感想書きます。
様々な戦国武将を例に挙げ、彼らの生き様から何が学べるかを記しています。解説も必要最低限でわかりやすく、タイトルどおり戦国武将についての入門にも適しています(私のような戦国時代ファンには、少々物足りない感もありますが…)。
石田三成は、関ヶ原の合戦で徳川家康に敗れて捕らえられ、処刑を目前に控えても己の志を最後まで持ち続け毅然としてました。往生際が悪いと捉えられるかもしれませんが、何と言われようと、どんなに惨めでも、己の信ずる道を最後まで貫き通すその姿勢には大いに学ぶべきものがあると思います。
大谷吉継は三成が家康と戦おうとしていることを知り、その無謀さを必死になって諫めますが、決意が固いことを知り、勝ち目がないことを知りながらも三成に加担し、壮絶な最期を遂げます。かつて自分の失態を庇ってくれた親友三成のために自らの命を捨てる、その姿に友情のすばらしさを見出しました。