『こころ』

高校の教科書に載っているため、誰でも一度は読んだことがあるはず。しかしそれは一部分だけ。全体を通して読んでみませんか。主人公「私」は「先生」に出会う。「先生」には美人な奥さんがおり、何不自由のない生活をしているように見えるのに、どこか禁欲的で影を落としたような人だった。そこには過去の友人「K」の事件があった。先生の手紙の中に書かれた告白は、人間のエゴイスムがにじみ出ていると評されます。著者夏目漱石は明治の文豪。しかし現代にも通じる人間としての性を生々しく描き出した名著です。(紹介者:オクダ)

こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)

高校の教科書にのっているのは一部だけなんですよ。
全部通して読むと、下巻も印象が変わると思いますよ^^