死神の精度
やまがきです。最初タイトルを死神の糖度って読んでて、ん?と思いました(あれ)
主人公が死神の連作短編集。
担当になった人間は可(死)or見送り(生)かを、一週間かけて判断して上へ報告するのが死神の役目。その対象になった6人の人間がそれぞれの話の登場人物です。
死って、こうやって誰かが決めるものであって、自分ではどうにもならないものなのかしら。そう思うと死の間際、ありのままを受け入れられる…のか?
死神の、死を計る精度ってどれほど正確なんかなー(主人公の可と見送りの基準がよくわかんない…)。
ところで主人公、死神なのに雨男、音楽好き。無感動なのにちょっと抜けてる。CDショップで嬉しそうに試聴している人を見かけたら、実は死神なのかも。この変さ加減がいいです。
読み終えた後は爽やか。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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