竹中半兵衛 by澤田

竹中半兵衛 (学研M文庫)

竹中半兵衛 (学研M文庫)

澤田です。不世出の軍師「竹中半兵衛」を読みました。
秀吉の軍師はもう一人黒田官べえというのがいるのですが、二人の性格・才の質は全くの好対照です。
かんべーは野心家で、秀吉の覇業に貢献しつつも天下を虎視眈々とねらっているのですが、はんべーはそういうところはなく、献身的に秀吉に献策します。はんべーはどうやら欲があるかないか違いと自己分析しているのですが(当然彼にはない)、その「無欲」というテーマがが作品全体の雰囲気にも影響を与えており、戦国時代という激動の時代を描きながらも、物語は淡々と進んでいくような印象を受けました。



もてる男はええのう…。